Raspbian インストール & 設定

Raspberry Pi 用の OS、Raspbian をインストール & 設定をした。
Raspberry Pi 用の OS は、数個あるが、Raspbian は推奨 OS だそう。
Raspbian (ラズビアン)は、Debian系 の Linux OS。 Fedora系の Pidora と言うOSもある。

取りあえずやったこと。

1. Raspbian をインストール

http://www.raspberrypi.org/downloads/
ここから RASPBIAN のzip版をダウンロードして解凍。img ファイルが手に入る。
(ちなみに現在の最新版は、「2015-05-05-wheezy-raspbian.img」でした)

Win32DiskImager と言うソフトを使って、imgファイルを microSD に展開する。

Win32 Disk Imager - Write

 

2. 電源ON、X Window System 起動

micro USB をつなぐと通電して電源ON (電源スイッチはない)。

文字が流れて Raspberry Pi Software Configuration Tool (raspi-config) の画面が出る。
2015-06-28 19.25.59
取りあえず、Esc キーを押してスキップ。
(後で、ターミナルで raspi-config と打つとまた画面は出る)

startx とコマンドを打って X Window System を起動。

$ startx

ちなみにデフォルトのユーザとパスワードは、ユーザ名: pi 、パスワード: raspberry

 

3. 無線LAN の設定

startx して、デスクトップの WiFi config から設定。
BUFFALO WLI-UC-GNM はRaspbian が対応してる物だったようで、使うネットワーク(SSID)を指定してパスワード(PINコードとかネットワークキーとか言うやつ)を入力するだけでつながった。

デスクトップから設定しない場合。

USBデバイスが認識されていることを確認

$ lsusb

デバイスの名前が出てくれば認識されてる。

無線LANの接続設定

$ sudo sh -c "wpa_passphrase [無線LANアクセスポイントのSSID] [無線LANアクセスポイントのパスフレーズ] >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf"

設定ファイルを編集

$ sudo vi /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

 

ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
        ssid="[無線LANアクセスポイントのSSID]"
        proto=RSN
        key_mgmt=WPA-PSK
        pairwise=CCMP
        group=CCMP
        #psk="[無線LANアクセスポイントのパスフレーズ]"
        psk=*********************************************************
}

 

$ sudo vi /etc/network/interfaces

再起動して設定を反映

$ sudo /etc/init.d/networking restart

IPアドレスは、ifconfigコマンドで調べれる。

$ ifconfig

よくわかってないけど、これで接続はできた。

 

4. Windows から TeraTerm、WinSCP で接続

IP アドレスを指定して、ユーザ名: pi、パスフレーズ: raspberry (デフォルト)でログインできた。

 

5.ソフトインストール&設定

Debianプロジェクト系は、インストールに apt-getコマンド を使うそう。

APT (Advanced Packaging Tool) アプトと読む。
http://ja.wikipedia.org/wiki/APT

apt-getコマンド: パッケージがアップロードされているサーバーに問い合わせて、パッケージのダウンロードからインストールまでを自動的にしてくれるそう。

 

・利用可能パッケージの一覧を更新

$ sudo apt-get update

・システムにインストールされているパッケージを最新バージョンにする。

$ sudo apt-get upgrade

 

・Apache(Webサーバ)インストール

$ sudo apt-get install apache2

・Apache設定

ドキュメントルート
/etc/apache2/sites-available/default に書かれてる。以下のように書かれているのがドキュメントルートの設定。

DocumentRoot /var/www

/var/www に index.html ファイルが置いてあるので、「http://それぞれのIPアドレス/」(自分の場合は、http://192.168.3.7/ でした)にアクセスすると「It works!」って表示される。

インストールしただけだけど、Apacheは起動してるんだね。知らなかった。(そういえば、インストール後に一回再起動したかもしれない)
ps aux で見てみたら、
root      5730  0.0  1.5  24068  6776 ?        Ss   Oct19   0:02 /usr/sbin/apache2 -k start
とか
www-data 8271 0.0 0.8 24092 4016 ? S Oct19 0:00 /usr/sbin/apache2 -k start
とかあった。

ドキュメントルート /var/www/ の所有者が root なんだけどこう言う物なのかな?(後で調べる)

 

・PHP5インストール

$ sudo apt-get install php5

・Alternative PHP Cache(APC) PHP の実行コードをキャッシュする仕組み

$ sudo apt-get install php-apc

ドキュメントルートに index.php ファイル ( 中身は<?php phpinfo() ) を置いて、ブラウザからアクセスしてPHPが動くことと色々と情報を確認。

PHP Version 5.4.4-14+deb7u14 らしい。

 

・PostgreSQL(DB)インストール

$ sudo apt-get install postgresql

ps aux の結果に、
postgres 7435 0.0 1.6 45784 7504 ? S Oct19 0:06 /usr/lib/postgresql/9.1/bin/postgres -D /var/lib/
と言うのもあったので、PostgreSQL もインストールしただけで動いてるっぽい。

プログラムの場所
/usr/lib/postgresql/9.1/bin/

データディレクトリ(ベースディレクトリ)の場所
/var/lib/postgresql/9.1/main

設定ファイルの場所
/etc/postgresql/9.1/main/

むむ。。 設定ファイルはデータディレクトリにある物じゃなかったっけ?
再起動したらPostgreSQLが動いてないみたいだし、よく分からん。

postgres のパスワード設定
PostgreSQL をインストールすると postgres と言うユーザが作られるのだが、
パスワードは不定だそうなので、passwd コマンドで postgres のパスワードを設定する。

sudo passwd postgres

 

・tightvncserver (VNCサーバ)インストール

$ sudo apt-get install tightvncserver

vncserver :1 とコマンドを打ちます(「:1」は、ディスプレイの番号)。

RealVNC Viewer で接続できることを確認。

 

・vimインストール

$ sudo apt-get install vim

 

・sambaインストール

$ sudo apt-get install samba

設定ファイルは、/etc/samba/smb.conf

設定ファイルのバックアップ作成

$ sudo cp /etc/samba/smb.conf /etc/samba/smb_org.conf

編集する。

$ sudo vim /etc/samba/smb.conf

共有ディレクトリの設定をファイルの末尾に追加。今回は pi のホームディレクトリをいじれるように共有する(たぶん、ホームディレクトリを共有してしまうのはあまりよろしくない設定)。

[pi]
comment = pi Home Directory   ← コメント
path = /home/pi               ← 共有するディレクトリ
read only = no1               ← ?
browsable = yes               ← ?
guest ok = yes                ← ゲストアクセス許可
force user = pi               ← ?

Samba に書き換えた設定を反映するためにSambaのサービス(smbdとnmbd)を再起動する。

$ sudo service samba restart
[ ok ] Stopping Samba daemons: nmbd smbd.
[ ok ] Starting Samba daemons: nmbd smbd.

これで、Windows から「\\192.168.XXX.XXX」 でアクセスすると、share と言う共有フォルダが出てくるようになった。

 

6. 各設定

・raspi-config

1 Expand Filesystem で、SDカードの領域を全部使うように設定
4 Internationalisation Options で、日本語設定、タイムゾーン設定、キーボード設定
http://www.mztn.org/rpi/rpi21.html ←ここを参考に設定した。

 

7. micro SD の内容をバックアップ

Image を書き込んだ時と同じソフトでバックアップも取れる。
Image File にバックアップ先のファイル名を指定して「Read」ボタンを押すだけ。

Win32 Disk Imager - Read

 

電源の切り方

電源スイッチは無いので、シャットダウンしてmicroUSBを抜く。

$ sudo shutdown -h now

 

 


 

以下、参考にしたサイト

http://www.myu.ac.jp/~xkozima/lab/raspTutorial1.html

http://www.lifehacker.jp/2013/02/130226raspberry_pi_guide.html

http://wordpress.zenmai.org/2013/09/24/raspberry-pi-setup1-3/

http://www.absolute-keitarou.net/blog/?p=1153

http://www.mztn.org/rpi/rpi21.html

http://j-caw.co.jp/blog/?p=1046

http://taock.hatenablog.com/entry/2013/11/17/222113

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